父「おう台風それたろ。メールしといたけぇ。」
私「え?誰に?」
父「台風によ。来んといてくれやってメールしといたけぇのお。」
私「え?(・・・はっ!のった!)あー、連絡取れたんじゃー。うち昨日電話したんじゃけど圏外だったんよー。」
父「ほうかあ。」
家についての父娘の一発目の会話。
のってこー!声だしてこー!
お父さん。台風にメールして進路をそらしてもらったという渾身のボケ。
ボケは拾ってなんぼです。
その辺のおやじギャグにしては、まあ少しレベル高いかと身内びいきです^−^
その会話をする数分前のこと。
さすがに台風は来なくとも、その周りのおどろおどろしい雲達がのらりのらりと空のあちこちに点在し、気まぐれに土砂降りを降らしておる。
その様子が余りにも迫力あり過ぎて、スクーター止めて携帯カメラマン出動。
ま、撮れた写真は想像とはちょっと違ったけれど凄くない?
黒とかグレーとか黄緑とかピンクとか黄色とか、なんとも言えない色がごちゃ混ぜとなったどろんどろんした雲と、ギン!っと輝き抜けた青空のコントラストがたまんねー!
それで、「いいよー、いいよー」って空に向かって写真撮ってたら、うしろの方から
「お姉さんお姉さん!」
っておじさんに声かけられた。
いやん、ナンパ?って振り返ると、農作業帰りのおじさんで
「お姉さん、ガソリンないなったんね?」
あ。
確かに絶対止まる訳ないところで止まって、携帯持ってうんうんやってるもんだから、おじさん私が困ってるように見えたらしい。
「写真撮ってましたえへっ(照)」
って言うと、
「ほうねー。ガソリンなら、ちぃと(広島弁で”少し”)あるけぇのぉ思うて。」
って笑顔で去って行かれました。
優しいのぉーーーー!!
おじさん優しいのぉーーー!
うちゃあ感動したわいねーーー!
つられて広島弁全開ですが、ちょっと知らない人に心配されたり優しくされたりすると嬉しいです。
孤独が長いと人の優しさ身に染みます。
この直後、土砂降りやってきましたが何かちょっとニヤニヤしながら家に帰ったのでした。
そして、家に帰って直後の会話が冒頭のあれ。
違う意味でにやけたがね。
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