ぬるま湯で長湯

引っ越したわ started from 2005/1/22.

[]百万円と苦虫女とゲーテ

琴欧州のブログが久々更新されていて、ちょっと嬉しかった私って・・・。



小さな幸せを寄せ集めて何とか頑張れてる感じです。



人生っていろいろあるから楽しいね。



今日はシネマ尾道で前から見たかった「百万円と苦虫女」をみてきた。

百万円と苦虫女 [DVD]
百万円と苦虫女 [DVD]


蒼井優が主演の映画です。

あるトラブルを起こして家に居辛くなった”すずこ”が、百万円がたまる度に街を移り転々とし、ひとりで立って生きて行こうとするロードムービー



すずこの何とも言えない困った笑顔や表情に引きこまれました。

あの微妙な空気感。

感情というものを封じこめて、誰とも交わらずに淡々と百万円を貯めるすずこ。

独りで強くなろうとするすずこと、それを取り巻く人達とのやり取りが面白かった。

くすって笑えるところが随所にあって、そしてじんわり胸に響く映画でした。



そして、すずこの服がいちいちかわいかった。



華奢ってうらやましい。



それから、チャイサロンドラゴンに行ってお茶してたら、後輩ファミリーがやってきて久し振りにちびちゃんにも会えたよ。

6歳になってちょっぴりお姉ちゃんになってたわ。

もうひとりの大きいお姉ちゃんはメガネデビューしてた。



そしてその大きいお姉ちゃんが、ドラゴンに置いてある便せんに誰に宛てたって訳でもない手紙を書いていたのですが、その言葉が非常に良かった。

12歳にして、悟りを開いたかのような言葉。

その通りには思い出せないけど



「自分の思うままに やりたいコトをやろう」



って。

そして、最後に



「※時には我慢も必要」



みたいな締めくくり。

たまたま、その時読んでいたゲーテ格言集にも同じような文章が書いてあったよ。



ゲーテ格言集 (新潮文庫)
ゲーテ格言集 (新潮文庫)




「人はめいめい自分の流儀に従って考えねばならない。なぜなら、人は自分のやり方によって常に真理、あるいは一生を通じて役に立つ一種の真理を見出すのであるから。ただ放免に流れてはならない。自制しなければならない。単なる赤裸々な本能は人間にはふさわしくない」(格言と反省から)



12歳の大きいお姉ちゃんは、もうゲーテのこの教えを、ゲーテに教わらなくても学んでいたんだよ。

お姉ちゃんと一緒にこの文章を見比べて2人で「おぉー」って唸ったわ。

大人になったなぁー。立派だわ。



私なんてまだまだだわ。



そういや苦虫女の”すずこ”も、小さな弟からの強くまっすぐな手紙を読みながら「まだまだだ」って泣いてたな。



私もまだまだだなあー。

ゲーテに教えられて、感心して、次の日忘れてるよ(笑)

でも、大きいお姉ちゃんの手紙の言葉にはグッと来たわー。

忘れないように胸にとめて、明日も頑張ろう。



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