うちの両親は自他共に認めるカラオケ大好き夫婦でありまして、母親に至ってはさまざまな大会に出場しては、何かしらトロフィーを持って帰ってくるほどの腕前?
で、私も負けずにカラオケは好きなのでありますが、私が行くカラオケってのはもちろんカラオケボックス。
しかし、両親が足しげく通うカラオケは
「カラオケ喫茶」
という凄いとこなのです。
まあ、凄くはないけどね。
カラオケボックスと違うのは、まずステージがあります。
そして、喫茶と名乗るだけあって、喫茶店のようにテーブルが配置されていて、各々そこへ腰掛けてコーヒーやらジュースを飲みながら人が歌う歌を聴くのであります。
歌いたい時は、1曲100円で紙に歌いたい曲を記入してカラオケ機を操作する方に渡す。いわゆるDJみたいな感じの方がいるのですわ。
どなたかが歌い終わると
「ありがとうございました。では次○○さんで火の酒」
と曲紹介までしちゃいます。
何だかタイムスリップしたっていうか、ある意味異国です。
もうそれに慣れてしまったうちの両親は
「ギャラリーがないと歌えない」
とかふざけたことを申しております。
で、なんでこの写真があるかというと私も一緒に行ったから。
たまにはね一緒にね^−^
母が「娘ですぅ」とか言うのを見るのが面白くて。
知らないおばさまに「子供さんは置いてきたん?」って言われたりして心の中で「子供いねーよ!」って思ったりするけど、たまにはね^−^
でも、毎度毎度変な感じですステージでカラオケを歌うのが。
恥ずかしさにはもう慣れちゃいましたがね、やっぱ変な感じですわ。
だけどここに来る中ではかろうじて若者の部類になるので、私が歌うとみんなニコニコして手を叩いてくれます。
演歌とか歌わされて「若いからいいわねー。若いねー。」って”若い”を必ず連発で言われるのがちょっといい気分だったり。
でもね、いいと思うんですよ。
もう両親も60を超えてますが、娘が言うのもおかしいが2人とも若い若い!
母なんて地元にあるカラオケ喫茶を転々とはしごして顔が広いもんだから、友達も沢山いるみたいで私よりメールや携帯が頻繁になってるしね。
同じように、こういうところに来てカラオケをしているおじさまおばさまもみんなお若いです。
やれ次の大会でどんなドレスを着ようかとか、どんなアクセサリーを付けようかとか、キャピキャピやってるとそりゃあ若くなってくだろうなぁって感心。
楽しみがまったくなくて、ぶーたれて家の中にいるよりかは、外で人との交流があるって幸せなことだなぁと両親を見てると思うのであります。
私も年とったら、派手なドレス着てカラオケ大会荒らすのだろうか。
・・・ないね。
でも、間違いなくそのDNAは私に刻まれている・・・。