「通帳の名義を見て涙」
東京の管理人夫婦殺害事件の記事。
初めこの事件の一報を聞いた時は驚いて、どうしたら自分を産んでくれた親を殺めるような事を考えるのだろうか??と、不思議でなりませんでした。
殺害した後、時限爆弾で爆破し、映画を見に行き、草津で温泉。
どう考えても異常な行動に、どんな家庭環境だったのか、どんな友達関係があったのか凄く気になってました。
13日のヤフーニュースを見て、徐々に少年の生きてきた一部が報道されていました。
忙しく働く両親に甘えたくても甘えられない状況。
その両親を支える日々。
子どもらしく甘えたり、泣いたり、怒ったり。
そんな当たり前の事が許されない環境にいたのでしょう。
そうしても良かったのに出来なかったのかもしれない。
そんな抑えて生きてた子どもを大人しい子と親も決め付けていたのかもしれない。
親と子の対話の無さがとても悲しい。
少年は、捜査員に母親が少年名義で貯めていた貯金通帳を見せられ涙したそうです。
涙が出た少年に涙が出た。
話を聞いてくれる人が一人でも周りにいたら。
少年を認めてくれる人が一人でも周りにいたら。
孤独に気づく人が一人でも周りにいたら。
少年が、親の愛情を少しでも感じとれたなら。
少年とその両親の人生はもう少し違ったかもしれない。