尾道ひとり旅のつづき。
ネコノテパン工場をあとにした私は、とある理由があり千光寺へ向かうことに。
それはずいぶん前に買っていた縁結びのお守りが大掃除で出てきたのですが、どうにも昔のものだし、何となく私には必要ないものなのかもしれないと思い、じゃあ元あったところに戻そう。
って訳で千光寺へ。
こういうの持って頼るよりも、ちゃんと生身の人間へ自分が向かわなきゃ意味ないじゃん。という何か正しいのかそうでないのかよく分かりませんが、自分の中で到達した結論に従ったまで。
千光寺までの道のりを聞いて、まあすぐ着くだろうと日傘をさして進み始めたのですが、
甘かった・・・
まあ、山の手なので坂道だってことは100も承知で進みだした訳ですが、山の手なめちゃいかんよ!
灯り祭りで経験した汗だく事件をすっかり忘れておりました。
当たり前だけど、坂道歩くとしんどいね^−^
でも進みだした船。(つか歩きだした私)
負けず嫌いの血が騒いで後戻りはしたくない。
そういう性分は1000も承知です。
こうなったら、厄落とし?のつもりで歩き切ってやろうじゃないのー!って鼻息荒く進みだして数分。
あっという間に汗だく;;
もう汗のかき方が尋常じゃありません;;
顔の毛穴中から汗が噴き出し大変!
日焼け止めも化粧も、もうぐちゃぐちゃよ。
これはマズイと買っておいた水をごくり。
本当飲むかどうか分からずに水を買っておいた自分をほめたよ。
しばらく休憩してまた歩き始めるも、どんどん息が荒くなって顔だけじゃなく体からも汗が出てきてるのが分かる。
心臓の鼓動が激しくなって、音が外にまできこえてるんじゃない?ってくらいドクドク鳴ってる。
洋服なんて、そういう模様ですか?ってくらい胸元に汗が滲み込んでえらいこっちゃ!
もう、はぁーはぁー言いながらアゴから汗がぽたぽた落ちるくらいの状態だよ;;
何これ、何の試合?サッカーフル出場した?それとも罰ゲーム?
何を好んで自分で自分をこんな目に合わせてるのよ。
ドMか!?
それともドSなのか?
最初は降りてくる人に見られるのが恥ずかしかったけど、ドSでドMな私はそんな事も気にならなくなって、汗だくだくで顔真っ赤になった姿で少し歩いては止まり、少し歩いては止まりを繰り返し。
これがテレビ中継なら、千光寺で徳光さんが泣きながら視聴者から来たFAX読みながら待ってるとこだよ。
森口博子が”負っけないで♪”って手を叩きながら歌ってるさ。
ジャニーズの男の子が私の横で頑張れ頑張れって応援してくれてるだろうよ。
でも、私ひとり。
「ぬおおおおおおおお!負けないーー!」
ゆっくりゆっくり階段を歩いて行きます。
いよいよ千光寺の石碑が見えてきたのですが、その千光寺はまだ見えない。
足はガクガクと笑いだし、手までブルブル震えてきちゃうしもう限界;;
でも私はたどり着いたよ。
千
光
寺
!
さくらーーーふぶーーきのーーーさらーーーいーーーのそーーーらへええええええ
脳内にサライが流れます。
ベンチに倒れ込むように座りましたが、心の中ではロッキーが勝ったかのように両腕上げて天を仰いでガッツポーズです。
そして目的だったお守りを返してお参りし、この景色が見える展望台までフラフラしながらたどり着いてすぐに
かき氷を買う私。
痩せる気ねーだろ。
最高に美味しかったです。
でも尾道の山の手の人ってほんとみんないい人です。
途中、道が分からなくなってスクーターのおじさんに道を聞いても、すごく丁寧に教えてくれて別れ際に「お気をつけて」って笑顔で言われたし、ぜぇーぜぇー言いながら歩いてると、上から降りてきたご婦人に「暑いですねぇー」って声かけられたりとか、「こんにちは」って笑顔で挨拶されたり、皆さんフレンドリーで優しい。
何度癒されたことか。
ありがとうー尾道。
大好きよ尾道。
目的を果たした私は、さっさとロープウェイで下までおりて、尾道最後の目的地チャイサロンドラゴンへゴー。
しばらくぶりの仲良しドラゴン夫婦と、すごく飲みたかったグリーンチャイダーを片手に、ネコノテパン工場のビスコッティを一緒に食べながら楽しくおしゃべりしました。
この夫婦と話すると元気が出ます。
すっかり元気復活です☆
やっぱり尾道は最高♪
汗かきまくって心も体もデトックスできたわー。
大満足の私は、その足でスーパー銭湯に行って汗を流して1日を締めくくりました。
自由気まま汗だく尾道ひとり旅。
2009夏の思い出になったわ^−^
読んでくれてありがとう♪
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