[]9月11日
大変お世話になっていた仕事の上司が今朝息を引き取ったと連絡があった。
癌で長い間自宅で療養されていたのですが、今日この世界とお別れされた。
本当に一言では言い尽くせない程、仕事面で支えられてとても頼りにしていて、普段も明るく10人いれば10人が「いい人」と言うに違いない方だったのです。
手術の後お見舞いに行き、凄く気丈に振舞ってしかも元気そうだったので、絶対に復帰すると思い込んでいただけに何だか未だに理解できずに呆然。
人はいつか今の肉体から離れる事は宿命。
仕方のない事だけれど、やっぱり悲しい。
まだ生きたかっただろうと思う。
いろんな悩み事やさまざまなストレスや投げ出したい事が生きていると必ずあるけれど、それでも生を受けた以上はその生を全うしなければいけない。
自ら命を絶つ者にも想像つかない何かがあっての事だとは思うが、健康ならお願い大事な命を無駄にしないでって言いたいです。
考えと反して病気に侵されてまだいたいこの世から去らなければならない者からすれば、きっと生きているというだけで、それは羨ましい事なのだと私は思う。
何が起きてもおかしくないこの世の中。
おかしな事が沢山起こっている今の世の中。
まだ人生が続くはずであった人の命を奪うような争いを起こすものにも、想像のつかない何かがあるのかもしれないが、お願いだから全ての人がみな自分と同じように、母親の温かい胎内で10ヶ月揺られてこの世に落とされた区別される事のない大切な存在だって事を忘れないでって言いたいです。
限りのある命であるならば、1日1日大事に生きて幸せだと思える事が、病気に蝕まれた体で最後まで生を全うした上司に対しての恩返しになると思いたい。
生きる事を大切に生きていこう。
彼のような忘れられない人に出会えた私は幸せ者であります。