ブログネタに「10年前、あなたは何をしてましたか?」って。
何してただろう。
10年前は29才。
彼氏がいたなあ当時。
私よりずいぶん若かったけど、私はその彼に何も言えず逆らえず、ひたすらに悶々とした日々を過ごしてた。
気がする。
そして仕事も辞めていて職業訓練校に通っていた。
”福祉美容セラピー科”という学科だった。
ヘルパー2級の資格を取りながら、リハビリメイクというシミや傷などを隠すメイクの方法を学び、またハンドやフットやフェイシャルなどのエステの技術も学びました。
要はそれを使って高齢者の方のケアや、ケガを見える部分にしてしまった人のケアをするという学科です。
年齢もさまざまなクラスで、私はまだ若い方だったわ。
介護の授業も興味深くて、大人のおむつを替えるってどんだけ大変なのか、寝たきりの人のシーツを替えることがどれだけ重労働かを体を持って学んだものです。
実際、老人ホームに実習に行ってデイケアとデイサービスの体験も。
それはもうかなり壮絶でした><
老いるってなんだろう?
って、すごく考えた年齢であった気がする。
ほんの1年くらい前までふつうに生活していた人が、痴呆によって手もつけられなくなる。
まだらだと、さっきまで暴れてたのにふとした瞬間にふつうに戻る。
そういった現実を目の当たりにして人間ってなんだか切ないって思いました。
突然襲われた脳梗塞によって、半身が麻痺して車いす生活になった方もいましたが、そうなる前は名のある職業についていて、リハビリをしながら悔しそうな顔をしていたのがいまだに忘れられない。
人生何が起きるかわからないって改めて感じた。
そんな29歳でございました。
そんなこんなで、日々を楽しもうとしていたらアッという間に10年たって、のんべんだらりと口をあけて空を見上げる、ぼけっとしたアラフォーが出来上がったわけですわ。
いいのか悪いのか。
悪いね;;
もっともっと実りある日々を凄そうっと。
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