これ見ました？
何も前情報なしにWOWOWで放送したものをみました。
平均年齢８０歳のコーラスグループを追いかけたドキュメンタリーなのですが、すごくいいです。
彼らの歌ううたはジェームスブラウンはソニックユースやクラッシュやら様々。
９０超えたおばあちゃんがリードボーカルをとってパンクロックを歌うのって、何よりもロック！なことだと思うわ。
指揮者に与えられた最近の曲を、眉間にしわよせてキョトンと最初は聴いている彼らですが、どんどん自分たちのものにしていきます。
ジェームスブラウンのI feel goodなんか凄くいい！！最高です！
よたよた歩くじいちゃんばあちゃんがカッコよくみえます。
でもカメラが追いかけている間、活躍していた仲間がこの世から旅立ちます。
そんな悲しい時でも、彼らは歌うことをやめない。
歌うことが生きる事となっているから。
亡くなった友人のためにも歌をうたうのだって。
そんな彼らが歌ううたはお世辞にも上手とは言えない。
でも、心を動かすことができます。
刑務所に招かれて受刑者の前で歌う日、仲間の死を知らされます。
そして彼の為にと歌うメンバー。
それを聴く受刑者の目にも涙が。
もちろん私も号泣です。
なんでしょう、心に伝わる歌なのです。
メンバーのひとりがこのような事を言ってました。
ステージで私が倒れても舞台袖へ引きずってもどして、そして構わず歌い続けて。
また別のメンバーは、自分も旅立つ時がきたら悲しまないで歌い続けてもらいたいわ。その時私は七色の虹に腰かけてみんなを見守っているから。って。
歌って踊って人生を最後まで楽しむ。
何歳になっても生きてることは素晴らしい。
生きてる間、スポットライトは自分を照らしている。
老いてもなお輝いていられることができるのだと、生きる素晴らしさを感じさせてくれる映画です。
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