今日仕事帰りの出来事、Aの駅に到着すると手をガシッ!とラブラブつなぎをした高校生のカップルが乗車。
(ラブラブつなぎとは指と指の間に相手の指が一本一本入り組まれるという、機械で言うなら歯車が合う的な手のつなぎ方である。)
私の前に座った2人は、時折見つめあいもうそれはそれは周りの空気が間違いなくピンク色。
そして彼女の周りにはキラキラと何かが散りばめられ、満開の花がバックにある。
「うふふふふふふ」
と彼女は笑ってた。
うふふふは活字でしか見たことなかったので新鮮。
生でうふふを聞けたよ!
そんな漫画に出てきそうな程に典型的なラブラブっぷりを見せ付けられて、あまりの眩しさに目を逸らしてしまった私。
若いっていいね。
そして、Bという駅に到着し彼女だけが降りる様子。
ラブラブつなぎがホロリと解されて、まるで恋愛映画のように名残惜しそうに手が離れていく。
きっと2人にはスローモーションに違いない。
何度も振り返りながら彼女は下車。
彼氏はすぐさま携帯を取り出して彼女にメールを打っている模様。
いいぞー彼氏!そのマメさは高ポイントだぞ!
って心の中で偉そうにしてると、そのBという駅で中学生らしき女の子集団が乗車。
乗車してくるなり何やら色めき立って、コソコソと話してはキャーキャー言うてる。
どうやら誰かを意識している感じでソワソワしているよ。
すると、C駅に到着しさっきメールを打っていた高校生彼氏が席を立って降りようとすると、中学生の女子塊が、(見逃したけど)彼に何かを言ったらしい。
そしてそんな彼女達をよそ目にしれーーっと彼が駅に降り立ち、ドアが閉まるや否や!
うきゃやきゃややきゃやああああーー!
ってはしゃいで、高校生彼氏が座っていた席に座り、顔を真っ赤にして「ウペペペッペペ!」って何かを話しているよ。
どうも、その中学生女子集団のうちの1人が、その高校生彼氏に憧れているらしい。
「ほにゃにゃにゃって言ったらこうやったーー!うきゃーー!」
って大騒ぎです。
その大騒ぎぶりにちょっと面食らった私がじっと見てしまったら、それに気がついたのか「しーーっ!」って人差し指を口に当て、コソコソ話しに切り替わった。
もうまたさっきの彼女とは違うピンク色でキラキラしてるわさ。
しかし。
あれよね。
高校生彼氏には彼女がいるわけで、しかも相当にラブラブな状態なんだよね。
それを知ってか知らずか中学生はその彼氏にのぼせ上がってて、うんんたらかーたら。
余りにもピンクを背負った若者の青春の1ページを垣間見た私はもちろん妄想の旅へ出発。
あれやこれやとふくらみまくって、終いには全然関係ないのに、
こりゃーーバレンタインはエライこっちゃやでー!!
と、無駄に彦磨呂なテンションでもって余計な心配をするのであった。
うーーん。
甘酸っぱい;;
私にもこんな時代があったのだろうか。
私もいつかリアルでうふふふふって言ってやろう。(きも)