先日、バスに乗った時の事。
私が座った向かいに、2人のご年配の女性が座っていました。
その内のお1人が、それはそれはエレガンスで、姿勢もよくおしゃれで、肌もきれいで、表情もイキイキ。
そう。
肌がきれい!!
きっとおばあちゃんとかそんな世代なのに、目だったシミもなく、皺はもちろんあるけれどそこまでしわしわって事でもなく、首とかの皺もその世代としてはありえないほどない。
気になった。それはとても気になった。
「なんてきれいなんだろう」
「やっぱりエステとか行ってるのだろうか。」
「何か特別な事しているのだろうか」
「基礎化粧品は何を使っているのだ!?」
もう、止まらない。
聞きたくて聞きたくてうずうずずずずずうずうずうず。
実際降りる予定にしていたバス停を通り過ぎ、
「今聞こうか」
「いや、変な人に思われる」
「通報されたりしないかな」
「聞いたところで気まずいな」
とか、もじもじ考えているとその方が席を立って降りるではないか!
私も降りました。
ストーカーってこんな心境なのだろうか・・・。
いやいやいやいや!
単なる好奇心とか参考にしたいとかそんな健全な気持ちであってあああわわわわわ。
・・・。
ま、いいよ。
それでね、私はその方を呼び止めました。
「す、すいません!あの、変な者じゃあなくて、あのですね、つかぬことをお伺いしますがあのあの」
完全に変な人です。
ま、ま、いいよ。
それでね、
「凄くお肌がきれいでいらっしゃるので、あの、基礎化粧品とか何をお使いでいらっしゃるのですか?」
って聞きました。
驚いた顔をしたそのご婦人は
「えええー!そんな事ないですよ!」
って。
そんな事あるよーーー!
突然の私のそんな声かけに「うれしはずかし」と照れていらっしゃいました。
そしてそれから、しばらくそのご婦人と立ち話。
色々と為になる情報を得ました。
そのご婦人は70才になったばかりで、化粧品は一般では売られていないそれはお高いものをうっかりつかってます。との事でした。やはりか・・・。
しかし、それは2,3年前からの事で、それ以前はいろいろとっかえひっかえで、今の私と一緒で化粧品ジプシーだったそうな。
それでも、美に対する意識はしっかりもっていらっしゃって、肌には油がよくないので油の入っていない化粧品を選んできたとか、自分より若い人に情報を聞いて参考にしたりだとか、きっと佐伯チズの事だと思うけれどそういう美容法を勉強していらしたりだとか。
きっと、同じ年代の人以上にお肌について気にかけてるのだろうなあと思った。
そして、何より沢山の趣味をお持ちで
「時間が足りないの」
とおっしゃっていました。
きっと、表情が明るく若いのはそれだろうなあと確信。
コーラスに参加したり、書道をしたり、絵を描いたり。
それでもご主人のお仕事に合わせて6時に起きて主婦業もして。
凄いなあ。
パワフルです。
人間パワーがなくなると老け込むのだと確信。
いやあ、勉強になった。
多分その方と3、40分は喋っていたと思う。
結局、お肌については
「余計なものを沢山つけたりしない方がいい」
「油が入ってない、石けんでお化粧が落ちるものを選んだ方がいい」
「日焼け止めは必ず塗ろう」
という結果に落ち着きました。
そして、これから生きていく上で大事な事を学べた気がする。
美は1日にしてならず。
そして、美は内面からもたらされる。
ステキな方とお話し出来て幸せでありました。
私みたいな森三中的な雰囲気の者が話しかけても気持ち悪がらずに最後までお話してくれて嬉しかったです。
また、どこかでお会いできるといいなあ。
私もあんなステキなエレガントな女性になりたいです。
その思いを胸に、私はその足でサンボマスターのライブに行き、男の子に混じってぶつかりあって
「うおおおおおおおおおおおお!!」
って叫んでいたのでした。
・・・。
おおおい!!!
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