保育士試験の為のメモ
今日の勉強は、保育原理・養護原理・児童福祉
近年、ニュースでも頻繁にみられるようになった、心痛む「児童虐待」。
こうした児童虐待がエスカレートするこの世の中。
平成2年に1101件だった虐待に関する相談が、
平成15年には26569件ですよ。
多すぎ!!
親が悪いのか、世間が悪いのか、その環境に身を置かないと分からない、計り知れないものがあるのでしょうが、日本政府もこの状況をみかねて法改正を行っています。
みなさんご存知だったでしょうか?
平成16年10月1日より、一部施行されております。
まず、児童虐待の定義が微妙に変わりました。
身体的虐待(45.2%)
心理的虐待(13.3%)
性的虐待(3.3%)
ネグレクト(児童に対する減食や、放置)(38.2%)
※()内数字は相談件数。
大筋は、これで変わらないのですが、詳細です。
以前までは、保護者による虐待が対象だったのですが、
保護者以外の同居人による児童虐待と同様の行為の放置
配偶者間における配偶者への暴力
(例えば、父親が母親に暴力行為を行う所を子供がみるという事)
も、新たに含められました。
そして、その通告に関する問題も今回の改正で大きく変わりました。
以前までは、
「児童虐待を受けた児童」
とされていたのが、
「児童虐待を受けたと思われる児童」
虐待って、「されてるかもしれない」では通告するに値しなかたのですが、
大抵、人目に付かない所でされますよね。
この改正は大きいと思います。
子供にしても、我が親であるから、言おうにも言われないという現実もなきにしもあらずでしょうから、周りの大人が気づいてその子供を助けなければいけないのです。
通告する場所も、児童相談所と福祉事務所だけだったのですが、新たに市町村も、加わりました。
今の時代、隣に誰が住んでいるのか分からないという方も少なくないでしょう。
私自身も、どこに子供が住んでいてなんて深くは知りません。
けど、地域社会として子供を共に育てるという意識を持たないといけないなあって、この法改正をみて思います。
土足でよそに家に入れないという、日本人らしい気持ちもあるのでしょうが、
未来ある子供の事を考えてみると、近くにいる大人が気にかけて、
いい事はいい。
悪い事は悪い。
って、親だけじゃなく大人が子供を育てないといけないですね。
最近は、近所の子を怒ったらその親が、怒った者に対して
「なんでうちの子怒るのよー!」
って言う人もいるみたいだし。
学校に行ったら、先生が叱れない環境を大人が作ってしまっている。
これでは、隣人に対して無関心にならざるを得ません。
そして、子供だけじゃなく、親に目を配る事も必要ですよね。
昔は大家族が主流だったのが、現在は核家族化していますしね。
相談する相手もなく、孤立孤独で悶々として虐待にいたるってケースも全くないといったら嘘になるでしょう。
その類から、保育所保育指針にも新たに加わっているのですが
子供を取り巻く環境の変化に対応して、保育所には地域における子育て支援のために、乳幼児などの保育に関する相談に応じ、助言するなどの社会的役割も必要となってきている。
どれくらいの人たちが知ってるのか分かんないけど、保育所に相談しに行ってもいいんだよねえ。
知らないと、相談できないけどね。
というか、突然行って相談なんてしにくいですよね。
そういう場所を、もっと設けるべきなんだろうなって気がします。
なんか、常々思いますが、もっと国をあげてやってる事をアピールして欲しいですよ。
私、この勉強したから知りえた情報って沢山ある気がする。
知らなかったら知らないままでいますよきっと。
どうしたものかしらねえ。
なんか、日本という国のモタモタした感じにイライラしてきた!
政治家にでもなって、破天荒に福祉を盛り上げてやろうか!
おりゃあああああ!!!!
取り乱しました。
話あっちこっちしたけれど、要するに
児童虐待の防止等に関する法律
第三条 何人も、児童に対し、虐待をしてはならない。
ですよ。
子供は、国の財産。って思います。
子供が将来大きくなって国を作るのですから。